当院の検査・診断

SILENT DISEASE
すでに歯周病かもしれません
  • 起床時に、口の中がネバネバする
  • 歯みがきの時に出血する
  • 最近口臭が気になる
  • 歯肉がむずがゆい、痛い
  • 歯肉が赤く腫れている
  • かたい物が噛みにくい
  • 歯が長くなったような気がする
  • 以前と比べて前歯が出てきた
  • 歯と歯のあいだに食べ物が挟まりやすい
  • 歯の表面を舌でさわるとザラザラする

上記の項目に該当しているものが何個あったでしょうか。
6つ以上あてはまっている場合、歯周病が進行している可能性が極めて高いと言えます。

歯周病は、むし歯と並び歯を失う原因になる二大疾患です。
初期では自覚症状が乏しく知らず知らずのうちに進行してしまう特徴があります。
しかし、歯周病は初期のうちに発見し予防することが可能です。
また、歯周疾患は「歯の周りの病気」と書きますが、その影響はお口の中のみならず、全身疾患に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

現在すでに歯周病治療で通院されている方も多くいらっしゃると思いますが、その歯周病の検診は正しいですか?
私たちが提供している治療法は、まず精密で正確な診査を行い、歯周病の実態をつかみ、原因を明確にし除去していく「原因除去療法」を行います。
原因が解らず治療を進めても歯周病の改善は見込めません。

お口の中の健康は全身の健康につながっていきます。素敵な笑顔は健康の証です。
全身の健康のためにも上記の項目に一つでも当てはまる方は、当院の検査・診断を受けられることをお勧めいたします。

HIRAIDC METHOD
厳格な診査・診断
位相差顕微鏡

位相差顕微鏡とは、鮮明画像で生きたままの口腔内の細菌を、患者様自身が観察できるものです。
また、パソコンに取り込むことによって口腔内映像や写真を、患者様に説明することができ、これによってしっかりとしたインフォームドコンセント(患者様への説明と同意を得る事)を円滑にし、共に理解を深める事が出来るのです。
生きたままの口腔内細菌観察をはじめ、明視野観察・赤血球観察に適した暗視野観察が行えるので、患者様は鮮明な画像を見ながら、しっかりとした説明を受けることができ、ご自身の口腔内の細菌の事実を様々な角度から知ることができます。
歯周病治療・予防に、しっかりとした処置をとっていきましょう。

リアルタイムPCR法

細菌検査による免疫学的診査を行うことにより、歯周病の病型(タイプ)がわかります。これにより科学的根拠に基づく歯周病の診断や治療方針の決定、治療後の精度の高い予後判定が行えるのです。それぞれの人に合った予防プログラムの構築には、病型の診断は欠かせません。
位相差顕微鏡を用い、歯周ポケット中の微生物(細菌・真菌・原虫など)の状態を調べ、その状態に応じて、抗菌剤(バイ菌を殺す薬)や抗真菌剤(カビに効く薬)を使用し感染微生物の除菌を行います。
当院では熊本県のMicroexam社と共同で、歯周病の原因菌の中でも最も悪玉菌であると言われている5菌種のDNA診断を行うことが可能です。

血清抗体価検査

血清抗体価検査とは、患者の指先から少量を採血し分離した微量な血液から歯周病細菌に対する「特異抗体」を検出・測定することによって、歯周病細菌の感染状態や歯周病の活動度(炎症の状態)を評価します。
測定法としては、まず指先から採血した血液から血漿を分離し、血漿のサンプルを検査機関に送ります。検査機関で歯周病細菌に対するIgG抗体価を測定し、感染度や感染タイプを評価することができます。

バナペリオ

バナペリオは、歯肉縁下の4箇所の部位から歯垢(プラーク)を採取して、プラークの中に3種の菌が持つBANA分解活性酵素、つまり歯周病原菌の有無を調べる検査です。
歯周病原因菌と歯周病の発症・進行に関する因子をチャートや点数で表示することができ、より具体的に患者様の現在のお口の中の状態を知って頂いた上で、今後の治療計画や生活指導を的確に行うことができるのです。
バナペリオは、わずか5分の簡単な検査で痛みもなく、その場で患者様に結果をお知らせできる優れた検査システムです。歯周病の治療のためだけでなく、歯周病を未然に防ぐためにも検査を受け、日頃から積極的な歯周病対策を行いましょう。

口臭ガス検査

【生理的口臭】
朝起きた時や空腹時などに、口の中の乾燥や口の中の酸素不足などの要因で起きるものです。

【外因的口臭】
ニンニク・アルコールなどの摂取時に起きるものです。一時的なものです。

【病的口臭】
歯周病や口腔内不良などが原因となり起こるものです。
この口臭の改善には、治療が必要となります。

口臭の原因の9割は、お口の病気とも言われております。
当院では口臭測定器を使用し、口臭成分ガスの種類や濃度の違いから口臭の原因を突き止めます。原因を突き止めることにより、症状に合った的確な治療へつ繋げることができます。
口臭測定はお口の中のガスをシリンジを用い採取し、専用の機器で測定します。ガスの採取方法は、患者様にシリンジを咥えて頂くだけですので、痛み等は起りません。当院に設置してある口臭測定器を使用するため、数分で検査を行うことができます。
定期的に検査を行うことにより、一度きりでは検査結果に表れなかった口臭原因をより正確に追及することが可能です。

歯科用CT検査

歯周病は歯を支える歯の周りの骨(歯槽骨)の病気です。
従来は歯周ポケット検査などで歯周病の進行状況を診断していましたが、この方法では術者によって感覚の違いがあるので、正確な診断とは言い切れない部分があります。
CTにより、骨の下がり具合を数値的に、客観的に診査できるため、より正確な診断が可能となります。
歯周病で歯を支える骨がどれくらいなくなっているか?
あるいは治療によりどれくらい骨が再生しているか?
を立体画像で視覚的に見ることができますのでご自身の状態をおわかり頂けます。
治療計画・治療方針、治療後の評価・確認も情報を共有化することができます。

その他の診査・診断
虫歯リスクテスト CRT

当医院では、患者さんに虫歯リスクテスト(CRT=Caries Risk Test)をお勧めしています。検査はとても簡単で、一定時間で唾液を採取するだけで、2日後には結果がわかります。
虫歯リスクテストとは、お口の中の虫歯の原因菌の量や、その他の様々な指標を計測することによって患者様の「虫歯になりやすさ」を調べる検査です。
唾液の量と性状を確認し、唾液の緩衝能(酸を中和する能力)、お口の中の細菌レベルを唾液によって調べ、問診により食事の内容や回数、フッ化物の使用状況を調べます。
虫歯リスクテストにより虫歯の原因が明らかになると、カウンセリングを行い問題点をコントロールしていくようご指導いたします。

虫歯予測テスト CAT21

虫歯菌が作り出す酸の強さは人によって異なっており、酸が強いほど虫歯になりやすいと言われています。この検査は、お子さんの口の中にいる虫歯菌が作り出す酸の強さを調べるものです。検査方法は歯の表面から綿棒で虫歯菌を採取し、高濃度の砂糖液が入った試験液の中で培養するだけ。作り出した酸の量で培養液の色が変わるので、色の変化を見て虫歯になりやすい度合いが判断できます。

虫歯検査 ダイアグアデント

従来の虫歯治療は、歯の変色やレントゲンなどを元にドクターの経験から判断していました。しかし、ダイアグアデントならレーザー光で虫歯の進行度を測定し、進行度合いを数値で表してくれます。痛みもなく、ほぼ100%の確率で虫歯の発見が可能です。歯と歯の隙間などにある見つけにくい虫歯も正確に感知してくれるので、虫歯の進行度合いに合わせて予防するか、治療をするか決定できます。

咬み合わせ検査 バイトアイ

バイトアイは、専用のシリコーンを噛んで頂くことによって採得したデータをコンピューターによって解析し、上下の歯の咬合接触状態を解析し、可視化・数値化します。
接触点が一部に集中してしまった状態ですと、そこに咬み合わせの力も集中して歯に負担がかかり、様々な問題を引き起こします。この接触点の分布を把握した上で、必要に応じて接触点を分散させる治療を行います。
また、経過による変化も客観的に把握することができます。

電気化学的腐食傾向検査(DMAメーター検査)

元来金属アレルギーの検査には、パッチテストを行ってきましたがパッチテストには新たな皮膚炎を引き起こす危険性があります。そのため、当院ではDMAメーター検査といって、お口の中の金属が、どの程度溶出しているかを調べる検査を取り入れております。
特殊な計測装置を使用し、電気化学的に腐食傾向を調べ、金属成分の溶出程度を調べることで、原因物質の存在場所を確定するてがかりとします。
新たな皮膚炎を引き落こすことなく、安全に、そして効率的に治療を行うことができます。

口腔がん 口腔病変診断 ORALID

口腔がん検診用の光学機械としてOralIDを導入しております。
臨床経験が豊富な口腔外科の歯科医師であったとしても口腔内の炎症とがんの判別は極めて難しくなります。
OrelIDは光の変化により組織の異常を見つけてくれます。その後、必要があれば細胞診をおこないます。もしも、がんが疑われる場合は、連携している大学病院を紹介します。
先進国のなかで、日本だけが口腔がんでの死亡数が年々増加傾向にあるそうです。欧米では、口腔がんの検診がとても積極的におこなわれており、早期発見・早期治療に結びついています。
かかりつけ医であれば、少しの変化でも気が付くことが多く、まさに口腔がんの早期発見は、かかりつけ医の新たな社会的使命でもあります。

酸化還元確認計 アラ!元気

日々の生活の乱れ、心の悩み・・など、多くのストレスをためてしまうことが、口臭につながることがあります。
血液とおなじ情報を持つだ液の酸化度をしらべることで、からだが受けているダメージを客観的に知ることができます。

自律神経バランス分析 TAS9

自律神経バランスが乱れたり、抹消血液循環が悪くなると体調不良、基礎代謝の低下などの原因につながります。自律神経と血管老化度の分析により、このような状態の変化や経過観察が容易に活用でき治療/投薬/施術/運動などの効果を可視化することができます。また、定期的な測定により患者さんのベースラインの把握・一次スクリーニングはもちろん、健康管理に有効的な活用ができます。